先生 Vol.3

先輩2人から私・・・白石 舞からボクシングをやめさせないようにと

色々な技やテクニックをおしえてもらいました。

私はこれで本当に決心がついたというのか私からいったら

教えてもらった技の実践テストだとおもってやればあまりかわらない。

某日 土曜日 13時11分

今日は学校が休みだから校内も誰もいない。

男子ボクシング部のリングも貸切というわけだ。

ミレイ 「マイ。私はボクシングやめてもいいけどあなただけでもやめられるとうちのお姉ちゃんとかがかわいそうだから・・・」

マイ 「うん。大丈夫!!私・・・今日の試合負けない自信があるから♪」

ミレイ 「ふぅん。普通に制服きてるマイは少し弱気な子なのにね。グローブ付けたら人がかわるわねぇ〜。」

マイ 「私もジムのみんなににてきたのかな〜。」

その時ドアのあく音がした。先生だった。

先生 「あら白石さん、山崎さん。試合用のコスチュームってことかしら。いいじゃない。」

マイ 「あ。ありがとうございます。」

先生 「でもこの勝負に負けたらボクシングはやめてもらいますよ。2人とも」

ミレイ 「いいわよ。この子はグローブとこのコスチュームを見につけると少し違うんだから。」

マイ 「ちょっと〜ミレイちゃん!!コスチュームは関係ないよ〜。」

ミレイ 「それにしても・・・さつき先生すごいコスチュームだねぇ〜。しかもお金かかってそぉ〜。」

マイ 「うん。スタイルもいいし。なんかすっごいこっちみてるし。自信に満ちてるね。」

その時ミレイちゃんが私の顔みていったのだ。

ミレイ 「あんたはホヤ〜ンてしてるわね。ポツネンとしてるわね。」

マイ 「し、失礼ねぇぇ!!なにがポツネンよぉ!!私だってキャリアは上なんだから!!」

私はいまになって心配になってきた。いやテクニックとかじゃなくて・・・運命的に・・・。

でも先輩たちがいつも言っていた・・・。

あなたの仲間の存在を信じなさい。

マイ 「そうだ。私は一人でここまできた訳じゃない。先輩たちがいるからだ。よぉぉぉし!!!」

ミレイ 「んん。おっ気合はいったみたいだね!!よし!!先生!!はじめよう!!」

先生 「わかったわ。はじめましょ。」

マイ 「私は負けるわけにはいかない。先輩たちのためにも自分のためにも。そしてあの人のためにも!!」

こうして試合のゴングがならされる。

つづく

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