先生 Vol.2

前回で担任の先生と戦ることを決心した白石 舞。

それは先輩の山崎 麗のある「考え」から決心を固めたといっていいだろう。

マイ 「で・・・先輩。そのいい考えっていうのはなんですか??」

レイ 「相手がまったくの初心者でやるというのならスピードで勝負するといいですね。」

マイ 「スピードですか??ってどういうことですか。」

レイは自分の足を指す。

レイ 「まぁ・・・みていてください・・・。」

レイは一息ついてステップを踏みだす。

マイ 「!!早い!!なんですか!!すごいフットワークです!!!!」

ユキコ 「はは〜ん。なるほど。これは「アリダンス」だわ。」

マイ 「アリダンス??」

ユキコ 「モハメド・アリのフットワークよ。あのフットワークを駆使してすばやくまわり込める足技よ。」

レイ 「まず相手をスピードで翻弄することですね。」

ユキコ 「マイちゃんにもできると思うわ。レイができるんだから・・・。」

レイ 「ちょぉぉぉっっっ〜とぉぉ。それどういうことですか!?」

マイ 「あぁぁぁぁぁ。まぁまぁ。先輩。その技教えてください!!!!」

レイ 「うん。いいですよ〜。あ・・・あともう一つ♪おもしろい技をおしえちゃいますよ〜♪」

マイ 「おもしろい技???」

ユキコ 「・・・まぁ大体検討はつくわね・・・。」

レイ 「ふふふふふふふ♪マイちゃんはボクシングのセンスがいいからやめさせる訳にはいきませんよ・・・。」

おもしろい技というのはなんなのか・・・。

つづく

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