RとR R-9.1RUI

リボンのヴァルキリー

前回までのRとRは・・・

山崎 麗。

彼女はリボンの戦士として強豪のボクサーと言われたボクサー。

レイとの打ち合いは私、川島瑠衣にしてみたら「分の悪い」といえる。

だが私はその分の悪い打ち合いに応じた。

交互に私とレイは打ち合ったが・・・

専門知識は・・・あっちの方が上だ・・・。

これはラウンド2 1:25から2:00までに起きた出来事である。

ルイ 「うっっ・・・うぐっ・・・」

そんな・・・レイの私に打った部分は・・・みぞおちだった。

レイ 「はぁ・・・はぁ・・・(さすがに・・・このボディは得策ではありませんでした・・・けど!!)」

私の手と足。すべてが脱力した感じになっている。まさに電池のなくなってしまった玩具のように

グローブは下にダラリとぶら下がり、足はフルフルと震えている。

ルイ 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」

ルイ 「(このままじゃ・・・負けちゃう・・・レイ・・・レイ・・・あなたは・・・いつも私より上をいっていた・・・。)」

昔のことが脳裏を駆け巡った。そう・・・私とレイの関係のはじめを・・・

中学1年・・・新体操部の地区大会・・・。あの時から・・・

センスは・・・センスの上を行く。

ルイ 「!!!!!うぐっ!!!!!」

私は精一杯の力をしぼってガードをあげた。こんなにグローブが重いと思わなかった・・・。

重くてもガードを上げなくちゃ勝算はない!!諦めるな!!!

そして一瞬私はレイの事を見た。グローブの隙間から・・・

ルイ 「そ!!そんな・・・馬鹿な!!!!幻覚でも・・・そんな・・・馬鹿な・・・!!!!」

レイ 「ハァ・・・ハァ・・・」

レイが大きく見える・・・。そんな!!そんな!!これが山崎 麗の・・・プレッシャーっていうの!?

すごい恐いくらい落ち着いている。客席はうるさいけど・・・。

なぜかこのリングだけ静粛している・・・。静か・・・。

これが・・・山崎 麗の・・・威圧・・・戦圧・・・

戦士ではない・・・彼女は・・・ヴァルキリーだと・・・確信した。

私は・・・どうしたらいいの・・・。

つづく

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