リボンのヴァルキリー
前回までのRとRは・・・
山崎 麗。
彼女はリボンの戦士として強豪のボクサーと言われたボクサー。
レイとの打ち合いは私、川島瑠衣にしてみたら「分の悪い」といえる。
だが私はその分の悪い打ち合いに応じた。
交互に私とレイは打ち合ったが・・・
専門知識は・・・あっちの方が上だ・・・。
これはラウンド2 1:25から2:00までに起きた出来事である。
ルイ 「うっっ・・・うぐっ・・・」
そんな・・・レイの私に打った部分は・・・みぞおちだった。
レイ 「はぁ・・・はぁ・・・(さすがに・・・このボディは得策ではありませんでした・・・けど!!)」
私の手と足。すべてが脱力した感じになっている。まさに電池のなくなってしまった玩具のように
グローブは下にダラリとぶら下がり、足はフルフルと震えている。
ルイ 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
ルイ 「(このままじゃ・・・負けちゃう・・・レイ・・・レイ・・・あなたは・・・いつも私より上をいっていた・・・。)」
昔のことが脳裏を駆け巡った。そう・・・私とレイの関係のはじめを・・・
中学1年・・・新体操部の地区大会・・・。あの時から・・・
センスは・・・センスの上を行く。
ルイ 「!!!!!うぐっ!!!!!」
私は精一杯の力をしぼってガードをあげた。こんなにグローブが重いと思わなかった・・・。
重くてもガードを上げなくちゃ勝算はない!!諦めるな!!!
そして一瞬私はレイの事を見た。グローブの隙間から・・・
ルイ 「そ!!そんな・・・馬鹿な!!!!幻覚でも・・・そんな・・・馬鹿な・・・!!!!」
レイ 「ハァ・・・ハァ・・・」
レイが大きく見える・・・。そんな!!そんな!!これが山崎 麗の・・・プレッシャーっていうの!?
すごい恐いくらい落ち着いている。客席はうるさいけど・・・。
なぜかこのリングだけ静粛している・・・。静か・・・。
これが・・・山崎 麗の・・・威圧・・・戦圧・・・
戦士ではない・・・彼女は・・・ヴァルキリーだと・・・確信した。
私は・・・どうしたらいいの・・・。
つづく
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