ココアト # エピローグ

私とユウくん・・・あ。中林 優二はここから恋がはじまったのだ。

そう・・・何らかの手違いのあった試合

でもこの試合が私とユウくんの間をぐっと縮めた魔法のスポーツでもあった。

それとは反対にまたもう一つ「手違い」が生じていた。

ここからあと  に・・・。

8月後半 PM 14:05 某ホールボクシング試合会場

サナ 「うわぁ〜。いっぱいだねぇ〜。」

優二 「そうだな。今日は人気選手ばっかだからなぁ〜。」

サナ 「男の人のボクシングの試合見るのは久しぶりかも♪」

優二 「よく見とけよ。参考になるとおもった所は全部ちゃんとおぼえとけよ。サナエ。」

サナ 「はぁ〜い」

2人は会場の入り口から中へとすすんでいく。

サナ 「すごいねぇ〜♪すごいねぇ〜♪」

優二 「そうだな。」

第1・第2試合と2人はボクシングを観戦していく。そして次の試合が・・・

優二 「ん。エキビジョン??この時期はチャンピオンカーニバルだろ・・・」

サナ 「??」

出場したのはある一人のボクサーだった。金髪で少し短髪なボクサーだ。

優二 「あっ!!あいつ!!」

サナ 「えっ??えっ!?しってる人なの!?」

優二 「あぁ。オレと同じ階級でな。(なぜこいつがエキビジョンなんて・・・。)」

そのボクサーの名前は「市原 隆弘」というアウトボクサー。そのボクシング技術は中林 優二と同等の力を

もったボクサーでもあった。いわば「ライバル」だといってもいいだろう。

市原 「中林・・・。今日という今日こそ決着をつけてやるからなぁ〜。」

市原は相手は中林 優二だとおもっていた・・・のだが・・・

青コーナー!!!秋下 まろん!!!!!!

サナ・優二 「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

市原 「なにぃぃぃ!!!!!秋下まろん!?」

まろん 「あ・・・えっ・・・??」

まろん 「あぁ・・・たかひろ・・・。なんで・・・??」

サナ 「ユウくん・・・。なんかこの光景懐かしいね。」

優二 「あ・・・あぁ。たしかに。」

どうやら2人は知り合いっぽいそぶりだ。

市原 「まろん・・・お前なんでここに・・・。しかもボクサー。」

まろん 「え。私もわかんないよ。たかひろが相手だなんて・・・。」

優二 「そうか。実際には市原の相手にはオレ。 そしてその秋下まろんの相手は早苗だった。」

サナ 「じゃあ 私たちの手違いは最低後一試合はこうなることはあたりまえだった!!」

優二 「そういうことだ。おい!!市原ぁ!!!」

市原 「!!!ん!!貴様!!中林!!!!なんでそんなところにいるんだよぉぉ!!!!」

優二 「さぁな。ま 残念だがその子と戦るんだな。」

市原 「なにぃぃぃ〜!!!!ふざけんなぁ〜!!逃げやがったのか!!!中林!!!!」

優二 「うるせぇ〜!!てめぇ〜なんかマイク・タイソンにもかてねぇ〜よっ!!」

市原 「てめぇ〜!!!次の試合ぜって30秒でしすめるからなぁ〜!!!!!」

まろん 「たかひろ・・・たかひろ。」

市原 「ま、まろん。な、なんだ・・・。もうこの試合は・・・。」

まろん 「やろ。せっかくだから・・・2人で楽しもう♪ボクシング♪」

市原 「まろん・・・(こいつ・・・さすがに幼馴染といっても女を殴るわけには・・・。)」

優二 「あいつ。まよってるな。」

サナ 「うん。ユウくんもすごいまよってたよ♪」

優二 「そうか??だがこの迷いが自分を強くするのさ。」

市原はまだ迷っている。

まろん 「たかひろ。私・・・あなたに憧れてたのよ・・・。だから」

市原 「ばっ!!バカな!!それでボクシングを!?」

まろん 「そう・・・あなたの気持ちを知るにはまずここからって思って。」

市原 「(そうか・・・こいつもとんだバカだな・・・昔から変わらないな。)よし!!やるか!!」

まろん 「うん!!手加減しないよ!!!!!」

二人はグローブあわせ ゴングがなった。

つづく

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